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アジアといえば、屋台だ。ガイドブックなどから、すり込まれたイメージだった。屋台で食べれば、現地通になったような錯覚を起こさせ自己陶酔にでもなってしまうのだろうか。
そんなアジアの国、マレーシアの北西に位置するタイピンには、このイメージを象徴するような巨大な屋台センターが、街の繁華街にいくつもあるのだ。まさに屋台の街!タイピン屋台街の中心となるのが、3階建てのデパート。デパートの1階が、屋台で埋め尽くされているのだ。マレー、中華、インド料理と種類もさまざまだ。2階から上の階は、デパートとなっている。そのデパートの斜め向かいには、巨大なトタン屋根に覆われた大きな屋台街がある。この2つをはさむ道の際にもおもちゃや果物などを売る屋台がでているので、屋台続きといってもいいぐらいだ。
トタン屋根の屋台街には、カセットテープ、CD、果物など物品を売っている屋台が多い。もちろん、食事ができる屋台だってある。さらに東にある道路をはさんだ反対側にも屋台街がある。ここは、食事ができる屋台がほとんどで、雑貨を扱っているのが数件あるぐらい。この3つの屋台街を合わせると屋台の数は、優に50は下らない。流行っている店もあれば、営業すらしていない店もある。それも一つの店だけではなく、1/3ぐらいの店がそうなのである。これらの店は、過当競争に負けてしまったのだろうか。心配することなかれ。 昼間営業してない店は、日が暮れれると営業を始め、逆に、昼間営業していた店は夜店じまいとなる。昼と夜とで、営業している店は変わっても売っているものが同じだったりするのは、ご愛敬。あまり意味がないようにも思えるが、これも共存共栄のためだろう。仕事を共有するワークシェアリングのようだ。食堂もマレー系、中華系、インド系で店の場所が分けられている。互いの領域を侵略しないようにと、昔は民族間のいざこざが絶えなかった多民族国家マレーシアならではの気遣いのように思えてしかたない。
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