メキシコにて
メキシコ南部の街をぶらぶらしていると、周りの視線が気になる。すれ違う人は、みな私を見る。格好とかが、おかしいのだろうか。それも「チラリ」ではなく「ジッ」と刺さるような視線なので、なおさら気になる。
ある日、港を歩いていると家族を連れた女性が「ハポネス?」と声をかけてくる。「日本人か?」と聞いてきたから、「シー(はい)」と答えるとカメラを手にし、写真を撮って欲しいような事を言ってくる。写真を撮ればいいのだろうと思い「いいですよ」と答えると、いきなりその家族は、私の周りに集まり出した。私が写真を撮るのではなく、私と写真を撮って欲しかったようです。