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Chicagoの駅

1996/09/14

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やわらかなベットの上で、平和な朝を迎える。いつもと違う窓の外の景色は、いやでも外国に居る気分になる。なんと素敵な朝なんだろう。しかし、現実は自分の荷物もなく、身支度もままならぬまま、ホテルを後にする。とにかく、空港へ戻って行方不明となったスーツケースを取り行かなければ。スーツケースは、本当にシカゴに戻って来たのかは定かでない。

ホテルからホテルから空港までの無料送迎バスは、ほんの少し前に出発してしまったようだ。暫くは送迎バスはない。しかたないので、一番近い駅まで歩きループ(鉄道)に乗って空港まで行くことにする。しかたないとか言いながらも顔は笑っている。本当は、ループに乗りたかったのだ。歩くこと10分。ループの駅に到着する。高架の下に作られた駅は、閑散としている。空港までの切符を買い、エスカレータでホームへあがる。ホームには、数人の客がいるだけだった。

到着した列車に乗り込む。やはり、列車の空いている。ループは、脱線でもしてしまうのではと思うぐらいガタンガタンと大きく揺れる。ほとんど路盤(線路)の保守がされていないようだ。脱線することなく列車は、空港駅に到着する。

スーツケースを受け取りにバゲッジクライムにある窓口へ急ぐ。窓口カウンターの後ろにあるカバン置き場を覗いてみると自分のスーツケースがあったので、ホット一安心する。手続きを終えてようやくスーツケースを手にすることができた。だが、空港にはスーツケースを預かってくれる所がないのだ。どうしようもないので、スーツケース持参でシティ(市街)へと向かうことにする。

再びループ乗り場へ戻る。そこには、あまり場慣れしていない一人の日本人が目に入る。そんな彼を横目に、そそくさと列車に乗り込む私。駅でもらってきたループの案内図を見ていると、さっきの日本人が私の傍に来て話しかけてくる。

彼は、同僚と出張でデンバーへ来ていた。帰りは、一人シカゴで観光していこうと考えたんだと。だが、一人になり心細くなったので、一緒にシティを観光しないかと誘ってくる。若い女性ならともかく、それも見知らぬ中年のおじさんでは。。私は、スーツケースを預けるところを探すという理由で誘いを断る。荷物だと思ったスーツケースだったのだが、こんなところで大活躍するとは。 1時間弱のおじさんとの小旅行も、これで終わり。これからは、日本語が聞けなくなるかと思うと不安を感じずにはいられない。

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